福岡の作曲家・音楽家 堀本和総(ほりもとかずさ)のページ

作品集 (随時更新予定)

光(2015年)

この曲は親友のトランペット吹きに贈った曲です。親友の柔らかく綺麗な音色からインスピレーションを受けました。 この曲にはこんなイメージでつくりました。
 妻の最後も看取り、子供も立派に育ち、誰からも尊敬され大往生した男の葬式は、
 久しぶりに集まった親族や知人で溢れ和やかに進んでいた。地上に光を残した男は
 空に昇り、最後の別れを告げ大きな光に吸い込まれていく…
メロディはフリューゲルホルンを想定していますが、音源は鍵盤ハーモニカで演奏しています。
不思議な和声展開とゆったりとしたメロディー、そして男の生き様…、色々味わって聴いて頂けると幸いです。


ヤンバルクイナへ かっこうより(2015年)

私が高校時代に初めて自主的に作った曲です。本音源は高校時代に作ったこの曲を再アレンジして、室内アンサンブル用に編曲したものになります。タイトルにある「ヤンバルクイナ」とは、中学時代に私の友人と結成したロックバンドの名前「ヤンバルクイナ」から取ったもので、「かっこう」は、当時この楽曲の中で「かっこう笛」を取り入れていたため言われていたこの曲の愛称です。現在タイトルを「ヤンバルクイナへ かっこうより」としているものの、実際はテーマを持たない「絶対音楽」になります。ロックバンド「ヤンバルクイナ」の活動の中で「オリジナル曲を作ろう!」という話が挙がり、17歳の堀本少年が「耳に新しい曲にしたい」と試行錯誤して作った楽曲です。如何に格好よくクールな楽曲にするか、当時それだけを考えて作ったのですが、当時メンバー間では賛否両論でした。歳も取って、あの時は考えられなかったアレンジも加えたことで、より味わい深い曲になったと考えています。


Delight〜ギターのために〜(2014年)

KASA 第2回定期演奏会にて発表。「Delight=大喜び」。一般的な喜びを表す「pleasure」とは違い、身ぶりや言葉によってはっきりと外面的に表わされる喜びである。ギターを弾く私にとって「ギター作品」の創作はまさに大喜び。長年弾いてきて形成された私の「手癖」を元にこの曲を創作しました。全体的にストレートで爽やかな曲に仕上げました。
かつて私がそうだったように、時間を惜しんで練習に励む若き「ギター小僧」達が、「この曲弾いてみたい!」と燃えるような曲にしたいと思って作成しました。ギターが好きな方、是非ともご覧ください。

音源も以下にアップロードしています。
http://www.muzie.ne.jp/player/416948/


心象音楽〜潜〜(2013年)

神戸ビエンナーレ2013「ミュージック&アートステージ コンペティション」入賞作品

2013/11/9(土)に行われた神戸ビエンナーレ2013 ミュージック&アートステージ本選の様子です。 音源は特に編集をしておらず、本番収録した音源そのままの状態です。総勢13人とは思えないほどのスケールの大きい演奏となりました。 メンバーのみんなに感謝です。ありがとう!
以下は、本番音源と映像のみの動画。





心象音楽〜潜〜(弦楽5重奏第1番 1mov.)(2012年)

KASA 第1回公開研究会にて発表。この曲は私の心に刻み込まれた記憶や思いが音となったものです。ある日ずっと忘れていた忌わしい出来事が夢に出てきました。夢の結末は過去とは逆のハッピーエンド。夢の中では曲が流れており、自分の心情に合った物悲しく美しい旋律でした。目が覚め、考えました。夢で見たのは私の願望であると同時に、もう叶わない願望だと再認識し、悲しみと後悔が押し寄せてきました。ただその時、夢で聴いた旋律を思い出しました。私は作曲家として身を立てたいと考えています。そんな私が渇望する美しい旋律をあの過去が作りだした。そして、今の自分を作ってくれていると確信し涙を流しました。過去に感謝の念を抱くことができ、作曲家また人間として新たな道が開けた瞬間でした。この経験を曲にしたのがこの作品です。夢で聴いた旋律も使用しています。曲の構成とシンクロした動画と共にお聴きください。


由無し言 (2013年)

第16回TIAA全日本作曲家コンクール 歌曲部門 第2位入賞作品

第1回KASA定期演奏会にて発表。4楽章構成のアルトのための歌曲。「言葉遊び」をテーマとし、言葉が作るリズムや印象(かたい、やわらかい等)を曲の一部として扱った。柔らかいクラスター奏法や「し」という歯擦音の連続等を合わせた幻想的な第1楽章。「は」行+「ら」行の柔らかい印象を楽曲に反映した第2楽章。Scatと共に十二音技法的に作成した第3楽章。ここまでの言葉やフレーズ、和声進行等は意味のない言葉の羅列(由無し言)だ。だが、各楽章の言葉と音列の再現で構成される第4楽章は、その由無し言にも意味があるように感じさせる。意味のないおしゃべりや何気ない出来事が宝だと思える人生を歩み天寿を全うする/してほしいという思いを込めた作品である。